ツヅク場所へ

―――禁固 三十分

ああ、またか

今日もあの罪ですか?

―――そう、いつもと同じ

いったい何の罪ですか?

―――・・・・・・

 

私は 今日も

飲み込まれ

いつか 吐き出される

通勤列車

 

隣人の肩に尋ねる

私の罪は何ですか?

―――・・・・・・

もう、誰か答えてよ!

 

姿無き伝道師が私にささやく

―――この時代に生まれたことが罪なのさ

ちがう ちがう

それも罪

でも・・・

 

私は列車を降りる

列車 それは進む

プラットホームをゆっくりと滑り出す

人込みに揉まれながら

見る 見る

列車のテイルランプを

 

進む 進む

遥か町へと

ペンを

言葉を

人を・・・

忘れてきた

遥か町へと




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