嗚呼 遠く近く広がる

まばらなる白雲よ

お前は 今にも私を飲み込んでしまいそうだ

この都心を一直線に通り抜けるシルクロードを

今にも閉ざしてしまいそうである

 

暗い一片の雲々

まばらに まばらに

空のあちらこちらに漂っている

 

都心より襲いかかる

黒い陰惨な雨雲

大地に近く

この街を今にも押し潰してしまいそうである

 

嗚呼 永遠の冬へと向かう大都会よ

お前の頭を永遠に覆い隠すのは

陰惨なる 暗黒なる 遠い雲であろう

永遠に お前を包み込むのは

嗚呼 陰惨なる 暗黒なる 近い空であろう

 

―私たちが青い空を望み、愛する限り、そこには青い空があるであろう。私たちが愛することを忘れたそのとき、空を見上げれば、陰惨な雲が少しずつ迫り来るのみであろう。




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